個性 =スキルの時代。福岡で自分探しをされている方。

令和哲学でのぞく、性の向こう側~境界線を外し、本当の自分と出会おう【開催レポート】

ご覧いただきありがとうございます。

 

本記事は、OVER THE RAINBOWの荒牧が、毎日300名ほどの視聴者を募る人気番組

令和哲学カフェにてファシリテートをさせていただいたときのレポートです。

 

令和哲学カフェは令和2年5月21日から、令和哲学者のNoh Jesu(ノ・ジェス)氏が始めたLIVE配信です。

 

私が担当させていただいたのは令和3年1月18日~22日の5日間。

テーマは「令和哲学でのぞく、性の向こう側」

 

性の向こう側

 

最近では、テレビやニュースなどでLGBT(性的マイノリティ)という言葉を見聞きしたことがある方も多いと思います。

私ももう1つのホームページ

OVE THE RAINBOW FOR LGBT でLGBTに関する情報発信を積極的に行っています。

 

ちょっと前までは性別は「男女」の二元制が普通でしたが、ここ最近だと性別の選択欄に「その他」があったり、性別欄そのものが取り除かれているものも目にするようになりました。

性の多様性を認め合っていこうという社会の流れが、世界中に広がってきています。

 

そもそも「性」(セクシュアル)とは何なのでしょう。

 

今回は誰もが持っている多様な「性(セクシュアル)」をテーマに、哲学を取り入れながら展開しました。

 

 

みなさんは今まで、自分の性別について掘り下げたことがありますか?

こんな質問されたことありますか?

 

Q.あなたはなぜその性なんですか。

 

Q.あなたはいつからその性なんですか。

 

セクシュアリティ(性の在り方)は、アイデンティティを構成する大切な一部でもあります。

性を探求していくと、在り方、存在の理由にいきつき、結果哲学に辿りきます。

 

 

だからか、学生時代から心理学や倫理学、道徳、哲学といった類の学問が好きでした。

 

この性の探求に令和哲学を取り入れることによって、性の向こう側まで観えてしまうのだからおもしろい!

 

簡単にですが、どんなイベントだったのかポイントだけまとめます。

 

1/18(月)第156回 男女という境目
1/19(火)第157回 性という境目
1/20(水)第158回 我という境目
1/21(木)第159回 存在という境目
1/22(金)第160回 令和哲学者Noh Jesuとのトークライブ&質疑応答

 

何かを認識するためにも脳は境界線を引きます。

そしてその範囲を決めて名前をつけます。

その境界線の枠、境目どんどん広げていって、イメージをほどきながら抽象度を上げていきます。

そうやってどんどん上げていくとどうなるのか、、、

そんなストーリーの4日間、そして最終日はノ・ジェスさんとのトークLIVE&質問コーナーでした。

 

各回について

 

男女という境目

 

生まれた瞬間、いや、生まれる前にまっさきに規定されてしまう性別。

妊娠の報告をしたとき、まっさきに聞かれたり聞いたりするのは

「男の子?女の子?」という質問ではないでしょうか。

 

男なら泣いてはいけない、強くなければいけない

女ならおしとやかに、男の3歩後ろを歩く

 

九州では男尊女卑という言葉もよく聞きます。

 

性別で差別しているつもりはなくても、大昔からジェンダーバイアスは文化として刷り込まれているもの。

それに脳が勝手にやってしまうアンコンシャスバイアス(無意識の偏見)によって無意識に決めつけて気付かないうちに差を生んでいるものです。

「無意識の差別をなくすには、どうしたら良いか」をディスカッションテーマとして話しあいました。

 

性という境目

 

性別は男女以外にどんなものがあるのか。

そもそも性とは何なのか。

性を構成する要素の話

タイでは18の性別選択がある話

同じFacebookでも国が変われば選択肢が20倍近く変わる話など

日常ではあまり聞くことがないだろう性の多様性のお話から、改めて自分自身の性を考えていただきました。

そしてフランスの哲学者、ミシェル・フーコーの言葉である

「性は力であり、使うもの」

この言葉の意味をみんなで深め、性を力として使うためにはどうしたらいいのか話しあいました。

ミシェル・フーコー
ミシェル・フーコー

 

 

我という境目

 

3日目は、フーコーの唱えた哲学をつかって、私たちがどう自分自身を思いこんでいるのか

フーコーはイギリスの功利主義哲学者であるジェレミー・ベンサムが考案した監獄「パノプティコン(一望監視施設)」にちなんで、近代社会の在り方をパノプティコン社会と表現しました。

常に誰かに見られているかもしれないという主体的な意識によって犯罪を抑制する効果を発揮するこのシステムですが、権力によって個人が監視されている状態はむしろ不安や不信につながり多大なストレスと威圧にもなります。

そして「常識」からはみ出さないよう周囲に合わせ、結果同調圧力を生み出し合わないものは排除される。

LGBTに関する社会課題は多くありますが、ではその課題を解決するには個人の変化が必要なのか、社会の変化が必要なのか。もちろん両方大事なのが分かった上で、あえて討論を行いました。

この回が嬉しいことに多くの方から「また見たい!!」と言っていただき、なんと令和哲学チャンネルに掲載いただきました(*´▽`*)

みなさん、ぜひご視聴ください♪ → 令和哲学でのぞく、性の向こう側~我という境目

 

存在という境目

 

実質ファシリテート最終日になるこの回では、明楽自身の過去を語り

幼少期からどんな葛藤、悩みと向き合ってきたのかを聴いていただきました。

 

小さい頃から誰も私の言うことを分かってくれず

女として生きても

FTM(身体の性が女性、性自認が男性)として生きても

男として生きても

本当の自分に出会うことができなかった。

そんな私の絶望を救ってくれたのが、令和哲学・nTechであり、この技術によって存在の境目が解け、本当の自分と出会えたと同時に、諦めていた夢を実現できる確信へと転換しました。

 

令和哲学者Noh Jesuとのトークライブ&質疑応答

 

jesu               aramaki

 

タイトルの通り、ノ・ジェスさんとのトークとみなさんからの質問に答える場でした。

大好きなノさんとのお話はとても心が温まり、楽しかったです。

韓国人でありながら日本人の可能性に人生を賭けて、25年間ジャパン・ミッションを提唱されています。

生殖機能を持たない私は遺伝子を残すかたちで子をつくり親になることはできないのですが

「あっきーはたくさんの子を生める」と言ってくださいました。

体の人間ではなく、境界線を解き、心そのもので生きる人間をたくさん誕生させるという意味だそうです。

目頭がギュッと熱くなり、心が奥底から喜んでいるのを感じました。

 

 

生まれてきてよかった

 

 

存在意義と絶対的自己肯定感を持てた今、心からそう思います。

命を投げ捨てた15歳の私へ、楽しい人生が待ってるよって手紙を送りたい。

 

そんな幸福感と5日間やり遂げた安堵感に包まれた5日目でした。

 

共に場をつくりあげてくれた仲間たち、本当にありがとうございます。

 

mariko tadano yoshida keiko-1 fuchi

 

 

この5日間を通して、私の人生の軸がまた一段と太く深くなりました。

 

 

自己肯定感が低いと感じている方

自分に自信が持てない方

生まれた意義、生きている意味が分からない方

 

本当の自分を発見することで、その心は変化を起こします。

 

盲目的に自分を信じるのではなく

仕組みを理解することが大切です

 

大丈夫

 

きっとあなたも出会えます。

 

 

 

令和哲学カフェアーカイブは下記サイトより視聴可能です(要登録)

nOU(nTech Online Univ. )